プロのレコーディングスタジオの写真や映像を見たとき、ラックにずらりと並んだ機材の中に、必ずと言っていいほど見かける名機たちがあります。そのアナログハードウェアの質感を、我々のDAW上で完璧に再現してくれるのがUniversal Audio(UAD)のプラグインです。
かつては専用のDSPインターフェース(Apolloなど)がなければ動かず、導入のハードルが高かったUADプラグインですが、近年はパソコンのCPUだけで動作する「ネイティブ版」が登場し、DTM環境が一気に激変しました。
そして今回、ミックスにおいて「これだけは絶対に持っておくべき」と言える超定番のアナログモデリングプラグインをまとめたUAD Studio Classics Bundleが、信じられないほどの破格セールとなっています。
通常価格10万円超えのバンドルが、なんと約90%OFFの約1万円。この機会を逃す手はありません。
結論:DTMのミックスを一気にプロの音へ引き上げる神バンドル
LA-2A、1176、Pultec EQという、音楽の歴史を作ってきた名機たちの最高峰エミュレーションが一気に手に入ります。ハードウェア不要で動くネイティブ対応版。セール期間中に確実にゲットしておきましょう。
UAD Studio Classics Bundleとは?
Universal Audioは、アナログハードウェアの振る舞いを回路レベルで忠実に再現する技術において、世界最高峰の評価を得ているメーカーです。今回紹介する「UAD Studio Classics Bundle」は、その中でも「ミックスの三種の神器」とも言える伝説的なコンプレッサーとイコライザーのコレクションを一つにまとめたパッケージです。
収録されているのは以下の3つのコレクションとなります。
- Teletronix LA-2A Classic Leveler Collection(光学式コンプレッサー)
- 1176 Classic Limiter Collection(FETコンプレッサー)
- Pultec Passive EQ Collection(パッシブ・イコライザー)
これらはそれぞれ単体のプラグインではなく「コレクション」であり、年代やリビジョン(回路設計)の違いによる複数のモデルが収録されています。つまり、曲調や楽器に合わせて最適なキャラクターを選択できるという、非常に贅沢な仕様になっています。
音楽史に名を刻むLA-2A、1176、Pultec EQの3つの名機コレクションを収録。専用DSPハードウェア不要で、Mac/Windows環境のCPUでネイティブ動作します。ボーカル、ドラム、ベース、マスターバスまで、あらゆるトラックに極上のアナログの艶と存在感を与えてくれます。
PROS
- 他を圧倒する最高峰のアナログモデリング品質
- ハードウェア不要でネイティブ動作(UADx)
- 各モデルの時代による個体差(リビジョン)も完全収録
- 通すだけで音がリッチになる魔法のような質感
CONS
- iLokアカウント(無料・USBドングル不要)の作成が必要
収録プラグインの深掘り解説
ここからは、実際にミックスでどのように活躍するのか、収録されている3つのコレクションの魅力を深掘りしていきます。
Teletronix LA-2A Classic Leveler Collection
光学式(オプト)コンプレッサーの代名詞とも言える存在です。ボーカルやベースにかけるだけで、驚くほど滑らかにダイナミクスを整え、独特の太さと温かみを付加してくれます。アタックタイムやリリースタイムの複雑な設定がなく、「Peak Reduction」ノブを回して圧縮具合を決め、「Gain」で音量を合わせるだけというシンプルな操作性も魅力です。
このコレクションには、アタックの速さが異なる「Silver」「Gray」、そしてオリジナルの原型である「Original」の3バージョンが収録されており、ソースに合わせて最適なサチュレーションを選ぶことができます。
1176 Classic Limiter Collection
FETコンプレッサーの王者として君臨する名機です。非常に速いアタックタイムを持ち、ドラムのトランジェント(アタック感)をコントロールしたり、ボーカルを前に張り出させたりするのに最適です。すべてのレシオボタンを押し込む「全押し(All Buttons In)」モードの破壊的でアグレッシブなサウンドも完全に再現されています。
歪み感が強くアグレッシブな「Rev A(ブルーストライプ)」、低ノイズでクリーンな「Rev E(ブラックフェイス)」、より低いレシオ設定が可能な「AE(アニバーサリーエディション)」の3機種が収録されており、トラックの存在感を自在にコントロールできます。
Pultec Passive EQ Collection
「トラックに通すだけで音が良くなる」と称されるパッシブEQの伝説的ハードウェア。同じ周波数を同時にブースト&カットすることで生まれる、独特の位相カーブを利用した「Pultecトリック」は、キックドラムの低域をタイトに太くする魔法のテクニックとして有名です。
高域のシルキーな伸びも素晴らしく、ボーカルの空気感を足したり、マスタートラックの仕上げにも欠かせません。定番の「EQP-1A」、中域に特化した「MEQ-5」、不要な帯域をカットするフィルター「HLF-3C」の3つが揃っており、これらを組み合わせることで極上のトーンシェイピングが可能です。
💡 プロのミックス手法:シリアル・コンプレッション
ボーカルミックスで世界中のエンジニアが多用する定番テクニックが、このバンドルに入っている「1176」と「LA-2A」の直列(シリアル)掛けです。
まず前段にアタックの速い1176を配置し、突発的なピーク(耳障りなアタック部分)だけを軽く叩きます。その後段にLA-2Aを配置して、ボーカル全体を滑らかにレベリングします。これにより、コンプで潰したような不自然な音(コンプ臭さ)を抑えつつ、オケに埋もれない常に前に出るボーカルを作ることができます。このバンドルを手に入れたら、真っ先に試してほしいテクニックです!
これまで「どうしてもUADのプラグインを使いたいから、高価なApolloインターフェースを買う」というDTMerが多かったほど、UADのモデリング技術は別格のものでした。それが今、ごく普通のPC環境で、しかも約1万円という価格で手に入るというのは、一昔前では考えられないほど良い時代になったと思います。
パラメーターをいじらなくても、とりあえずトラックにインサートするだけで音がリッチに、そして立体的になります。「アナログエミュレーションってどれを使えばいいか分からない」という初心者の方にこそ、回り道をせずにこのバンドルを使ってほしいと強くおすすめします。
アナログの魔法をあなたのDAWに
LA-2A、1176、Pultec EQ。世界中のヒット曲で聴ける「あの音」を、ぜひ自分のミックスで体感してください。圧倒的なクオリティの違いに驚くはずです。

