Komplete 26 とは? — Native Instruments の最新フラッグシップバンドル
2026年5月5日、Native Instruments が Komplete 26 を正式リリースしました。Komplete 15(2024年9月)の後継版であり、190以上のインストゥルメント&エフェクト、180,000以上のサウンドを収録した、同社史上最大規模のバンドルです。
今回から番号がリリース年に連動する命名方式へ移行。これにより「Komplete 26 = 2026年版」と直感的に分かるようになりました。実質的な内容はKomplete 15の正統進化版であり、Absynth 6の復活、新ピアノライブラリ群、ドラムキット追加など、幅広い方向にサウンドパレットが拡張されています。
Komplete 26 の注目ポイント
- 伝説のセミモジュラーシンセ Absynth 6 がバンドルに初収録
- Collector’s Edition で 340以上のプロダクト、18万超のサウンドを収録
- iZotope(Ozone 12 Elements)・Brainworx によるミックス/マスタリングツール同梱
- アップグレード価格が前バージョン比で最大 $100 値下げ
- Kontakt 8 コアエンジン搭載、ポリフォニックアフタータッチ対応
主な新収録コンテンツ — Absynth 6 復活と新ライブラリ群
Komplete 26 の最大のトピックは、長らく単体販売のみだった Absynth 6 がバンドルに加わったことです。セミモジュラー設計による変化するテクスチャーと実験的なサウンドデザインは、アンビエント・映像音楽・エレクトロニカなど幅広いジャンルで活躍します。
Pros
- 唯一無二のテクスチャーサウンド
- Standard 以上でバンドル収録
- 映像・アンビエント制作に最適
Cons
- Select ティアには未収録
- 習得に時間がかかる
新収録ライブラリ一覧(主要)
| ライブラリ名 | カテゴリ | 収録ティア | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Absynth 6 | シンセ | Standard〜 | セミモジュラー、進化するテクスチャー |
| Claire / Claire: Avant | ピアノ | Ultimate〜 | 希少グランドピアノをサンプリング |
| Moments: Vocal Clouds | ボーカル | Ultimate〜 | エセリアルなボーカルサウンドスケープ |
| Marco Polo Drums | ドラム | Standard〜 | ブーンバップスタイルのロー&グリッティなキット |
| LCO Producer Strings | ストリングス | Ultimate〜 | ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラ録音 |
| Scene Series | シネマ | Ultimate〜 | 映像スコアリング向けサウンドデザインツール |
| Definitive Electric Keys | キーボード | Standard〜 | ヴィンテージエレクトリックキーボード集 |
💡 なぜ今「26」? — 命名方式の変更について
Komplete はこれまで Komplete 14(2022年)→ 15(2024年)と2年サイクルでリリースされていましたが、今回から リリース年を番号に使う方式 に移行しました。Komplete 26 は Komplete 15 の次のバージョンであり、番号が飛んでいるように見えますが中身は連続したアップデートです。今後は毎年リリースになる可能性があります。
4ティアの違いを比較 — どれを選ぶべきか
Komplete 26 は Select / Standard / Ultimate / Collector’s Edition の4段階で提供されます。加えて無料の Komplete Start もあります。新規購入価格と、Komplete 15 からのアップグレード価格を整理しました。
| ティア | 新規価格($) | K15からの更新($) | 主な対象ユーザー |
|---|---|---|---|
| Select | ¥15,300 | — | DTM 入門者、ビートメイカー |
| Standard | ¥84,800 | ¥23,100(K15から) | 全ジャンル対応の制作環境を構築したい方 |
| Ultimate | ¥192,900 | ¥46,200(K15から) | シネマ・サウンドデザイン・上級プロデューサー |
| Collector’s Edition | ¥300,900 | ¥61,600(K15から) | オーケストラ・映像音楽・あらゆるジャンルを網羅したい方 |
主要収録シンセ&エンジン — Komplete の核心
Komplete 26 には新規追加コンテンツのほか、業界標準となった既存ツールも引き続き収録されます。特にシンセラインナップは、どの制作スタイルにもフィットする充実した構成です。
収録シンセ — 制作スタイル別ガイド
🌊 Massive X
モダンなウェーブテーブルシンセ。EDM・テクノ・ベースミュージックのサウンドデザインに最適。Komplete の顔とも言える存在。
🌀 Absynth 6
進化するテクスチャーとセミモジュラー設計。アンビエント・シネマ・実験音楽に唯一無二の質感をもたらす。
🎛 FM8
FM合成の古典的名機。DX7サウンドを現代的に再現。ジャズ・フュージョン・レトロシンセに欠かせない。
⚡ Reaktor 6
モジュラー音楽合成の究極環境。ユーザーライブラリ(User Library)で無限に拡張可能。上級者向け。
🎸 Guitar Rig 7 Pro
機械学習搭載のマルチエフェクト&アンプシミュレーター。ギタートラックのリアルなアナログ感を再現。
🥁 Battery 4 + Kontakt 8
ドラムマシン Battery 4 とサンプラーの業界標準 Kontakt 8。ポリフォニックアフタータッチ対応で表現力がさらにアップ。
実際に使ってみた — 新コンテンツの印象
Pros
- Absynth 6 がついにバンドル入り
- アップグレード価格が値下がり
- iZotope + Brainworx でミックスまで完結
- 180,000+ サウンドの圧倒的な量
- NKS で全ハードウェア即連携
Cons
- Komplete 専用の新シンセエンジンなし
- 既存ユーザーは内容重複に注意
- Absynth 6 は Select に非収録
- Collector’s Edition は新規 $1,949 と高額
こんな人におすすめ — ユースケース別まとめ
🎧 DTM 初心者
まず制作環境を揃えたいなら Select(¥15,300) か Standard(¥84,800) から始めるのがベスト。Massive X と Kontakt 8 があれば大半のジャンルに対応できる。
🎬 映像音楽・シネマ
Scene Series、Absynth 6、LCO Producer Strings が収録される Ultimate 以上を選ぼう。オーケストラライブラリも充実。
🔄 Komplete 15 ユーザー
新しいシンセエンジンが少ないため、Absynth 6 と新ライブラリが必要かどうかで判断。アップグレード ¥23,100〜¥61,600 は割安感あり。
🎵 プロデューサー(全ジャンル)
Hip-hop からオーケストラまで一括で揃えたいなら Collector’s Edition。340プロダクト超の圧倒的ラインナップ。
価格と購入 — どこで入手するか
Komplete 26 は Native Instruments 公式サイトおよび国内代理店(株式会社ハイ・リゾリューション)から購入可能です。公式サイトでは既存バンドルとの重複チェックツールも用意されているため、アップグレード前に必ず確認しましょう。
結論 — Komplete 26 は「買い」か
新規ユーザーには間違いなく「買い」のバンドルです。 190以上のインストゥルメント、iZotope・Brainworx のミックスツール、そして Absynth 6 がパッケージされた Standard は、¥84,800 という価格を考えると圧倒的なコストパフォーマンスがあります。
既存の Komplete 15 ユーザーは慎重に検討を。 今回の更新はシンセエンジンの新規開発よりもライブラリ追加が中心です。Absynth 6 が目当てであればアップグレード ¥23,100(Standard)は十分に元が取れますが、それ以外の新規コンテンツは自分の制作スタイルと照らし合わせて判断するのが賢明です。
Komplete 26 を公式サイトで確認する
Standard から Collector’s Edition まで、自分に合ったティアを選んでDTM制作を次のステージへ。
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