新ブランドAvalanche Tonesが、デビュー製品となるギター用プラグイン「Chainsaw Suite」を発表しました。現代的なヘヴィ系ギターサウンドに的を絞ったオールインワンのスイートで、価格は39.99ドルです。開発者は17歳のミュージシャン兼開発者Ava Toton氏で、ギタリストやソングライター、エンジニアの作業を楽にすることを目標に掲げています。
メニューを潜らないペダルボード型UI
Chainsaw Suiteは、階層の深いメニュー操作を必要とする複雑なソフトの対極を狙った設計です。画面はペダルボードを模したGUIになっており、内蔵モジュールを最大10個まで並べて使えます。並べたモジュールは自由に動かせるので、シグナルパス上の位置をドラッグ操作だけで入れ替えられます。
ゲイン系9種を中心に、EQからビットクラッシャーまで
用途がヘヴィ系だけに、ゲイン系のモジュールが9種類と厚めに用意されています。ディストーション、オーバードライブ、ファズを幅広くカバーする構成です。さらにEQ各種、コンプレッサー、ノイズゲート、ビットクラッシャー、オクターブエフェクトも収録されており、歪みの前後に必要なものはひと通り揃います。
ノイズゲートが最初から入っているのは、ハイゲインで刻む音作りでは実質必須の要素なので実用的です。ビットクラッシャーとオクターブが混ざっているあたりに、djent以降のモダンなサウンドを意識した性格が出ています。
直列だけでなくパラレル2系統も組める
ルーティングは単純な直列接続に加えて、2つのエフェクトパスを並列で走らせ、その間をシームレスにブレンドすることもできます。クリーンとハイゲインを混ぜる、歪みの種類を2系統走らせて質感を作る、といった使い方が1つのプラグイン内で完結します。マルチバンド的な処理を狙う場合にも応用が利きます。
対応環境と価格
対応OSはWindows 10以降、macOS 10.14以降です。価格は39.99ドルで、すでに販売が始まっています。アンプシミュレーターやIRローダーを別に持っている人が、その手前に置くペダル群として導入するのが自然な使い方でしょう。

