配信ノウハウ / 機材ガイド

【図解】スマホ配信でBGMを流す3つの方法|iPhone・Android対応&音響・著作権まで完全解説

投稿日: 2026年7月23日

対象: 初心者〜中級者配信者

スマホ1台から手軽に雑談配信やゲーム配信、ライブ配信ができる時代になりました。しかし、リスナーを惹きつける雰囲気作りに欠かせないのが「BGM(バックグラウンドミュージック)」です。

「スマホ配信でBGMを流したいけれど、マイクの音しか入らない」「BGMを流すと自分の声が聞こえなくなる」「著作権違反にならないか心配…」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

本記事では、スマホ(iPhone / Android)配信でBGMを流す3つのやり方を、接続図やフローチャートなどの図解付きで分かりやすく徹底解説します!

POINT
この記事で分かること
  • スマホ配信でBGMを流す3つの方法とそれぞれのメリット・デメリット
  • オーディオインターフェース(AG03MK2など)を使った高音質配線図解
  • 声とBGMの聞きやすい音量バランス(黄金比率)
  • 配信で使えるフリーBGMの選び方と著作権トラブル防止フロー

スマホ配信でBGMを流す3つの方法【比較表】

ご自身の環境や配信スタイルに合わせて、最適な方法を選びましょう。

方法 必要な機材 音質・使い勝手 おすすめな人
① アプリ機能 / 1台完結 スマホ1台のみ 普通〜低 費用をかけずに今すぐ手軽に始めたい初心者
② オーディオインターフェース接続 スマホ、オーディオIF、マイク、サブ音源機器 最高(プロレベル) クリアなマイク音と高音質BGMで本格配信したい人
③ PCミラーリング配信 スマホ、PC、キャプチャソフト/ボード 極めて高い PCを持っていてゲーム画面+本格BGMを配信したい人

方法1:スマホ1台のみ・配信アプリのBGM機能を使う(最も簡単)

最も手軽なのは、配信アプリ自体に備わっているBGM機能を利用する方法です。

ツイキャス、REALITY、TikTok LIVE、SHOWROOMなどの多くのアプリには、アプリ内で著作権処理された公式BGMを再生する機能が用意されています。

メリット

  • 追加の機材が不要(完全無料)
  • アプリ内で音量バランスをスライダーで調整可能
  • 著作権を気にする必要がない

デメリット

  • 選べる曲数が制限されている
  • お気に入りのフリーBGM(DOVA-SYNDROMEなど)が使えない
  • ゲーム実況などの音と競合しやすい

💡 スマホの別アプリ(Spotify / YouTube等)をバックグラウンド再生する場合の注意

スマホ1台でBGMアプリを裏で流しながら配信アプリを起動する方法もありますが、iOS/Androidの仕様で「マイクがBGM音声を拾わない」あるいは「BGMを再生すると配信アプリのマイクがミュートされる」現象が発生しやすいため注意が必要です。また、スピーカーから流したBGMをマイクで直接拾うと、音がこもったりハウリングの原因になります。

方法2:オーディオインターフェースを使用する(超おすすめ・高音質)

リスナーにストレスを与えないクリアな声と高音質なBGMを届けたい場合、オーディオインターフェース(例: YAMAHA AG03MK2 / AG06MK2, Roland GO:MIXER PRO-X)を導入するのが業界標準です。

【図解】接続・配線ダイアグラム

オーディオインターフェースを中心に、マイク・スマホ・サブ音源(ポータブルプレイヤーやサブスマホ)を以下のように接続します。

🔌 機器接続フロー(視覚図解)

flowchart LR
    SubDevice["サブスマホ / 音楽プレイヤー (AUX 3.5mm)"] --> AIF["オーディオミキサー (AG03MK2など)"]
    Mic["マイク (XLR)"] --> AIF
    AIF --> Headphone["イヤホン / ヘッドホン (モニター用)"]
    AIF --> MainPhone["配信用スマホ (iPhone / Android)"]

    classDef hub fill:#1f3c88,stroke:#4d9fff,stroke-width:2.5px,color:#ffffff
    classDef out fill:#2b3a10,stroke:#b8f04a,stroke-width:2px,color:#e9f7cc
    classDef src fill:#3a2213,stroke:#ff7c42,stroke-width:2px,color:#ffe0cf
    classDef mic fill:#3a1a2b,stroke:#f06aac,stroke-width:2px,color:#ffd8e9
    classDef mon fill:#1a1a24,stroke:#8a8890,stroke-width:2px,color:#e4e2df

    class AIF hub
    class MainPhone out
    class SubDevice src
    class Mic mic
    class Headphone mon

    linkStyle 0 stroke:#ff7c42,stroke-width:2px
    linkStyle 1 stroke:#f06aac,stroke-width:2px
    linkStyle 2 stroke:#8a8890,stroke-width:2px
    linkStyle 3 stroke:#b8f04a,stroke-width:2px
        

必要なアイテム一覧

  • 配信スマホ: 配信アプリ(YouTube / Twitch / ツイキャスなど)を実行
  • オーディオインターフェース: YAMAHA AG03MK2 等(スマホ対応のもの)
  • USB電源アダプター(5V 1A以上): スマホと接続する場合は必須。本体背面の [5V DC IN] 端子に接続する(USBモバイルバッテリーでも可)
  • 接続ケーブル / 変換アダプタ(iPhone・iPad): iPhone 15以降やUSB-C版iPadはUSB-Cケーブルで直結可能。Lightning端子の機種は Apple純正「Lightning – USB 3カメラアダプタ」が必要
  • 接続ケーブル(Android): AndroidとはUSB接続で音声の入出力ができない。3.5mm 4極ステレオミニケーブルで本体のスマートフォン[P]端子とヘッドセット端子をつなぐアナログ接続になる(USB-C機は4極ミニへの変換アダプタが別途必要。Android側へ戻る音はモノラル)
  • マイク: コンデンサーマイクまたはダイナミックマイク
  • サブ音源機器: タブレット、サブスマホ、PC、またはWalkman(AUX端子に接続してBGMを再生)
  • イヤホン / ヘッドホン: 自分の声とBGMをリアルタイムでモニタリング

この構成の中心になる YAMAHA AG03MK2 は、スマホ配信用ミキサーの定番として長く支持されているモデルです。実売価格や在庫は店舗によって差があるので、両方を見比べてみてください。

🔁 「ループバック(Loopback)」機能とは?

AG03MK2などのミキサーには「LOOPBACK(ループバック)」スイッチが付いています。これは、USBでつないだPC・スマホ側で再生されている音を、マイク入力などとミックスして再びPC・スマホへ送り返す機能です。マイク入力とAUX入力はループバックがOFFでもミックスされてUSB出力に送られるため、上図のようにBGMをAUX端子から入れる構成ではループバックはOFFのままで構いません(ONにすると配信アプリ自身の音が回り込み、エコーの原因になることがあります)。

方法3:PCにスマホ画面をミラーリングして配信する

パソコン(Windows / Mac)をお持ちの場合は、スマホの画面と音声をPCに取り込み、OBS Studioなどの配信ソフト経由で配信する方法も非常に強力です。

この場合、BGMはパソコン上のブラウザやBGMプレイヤーから直接流すことができるため、音量調整や曲の切り替えが最も自由に行えます。


🎙️ 失敗しない音量バランスの黄金比率

BGMを流す際に最も多い失敗が「BGMが大きすぎて声が聞こえない」または「BGMが小さすぎて意味がない」という音量設定のミスです。

黄金比率
配信音声のバランス設定

自分の声(マイク音量) 7 〜 8 : BGM音量 2 〜 3

  • 自分の声: 配信の主役。常にハッキリと聞き取れる音量に設定。
  • BGM: うっすら後ろで鳴っている程度(会話の邪魔にならないレベル)。
  • ゲーム効果音(SE): 声と同等〜やや小さめ。
「自分でイヤホンを聞いている時『少し小さすぎるかな?』と感じるくらいが、リスナー側にとっては一番聞きやすい快適なBGM音量になります。配信スタート直後に録画を数秒テスト確認するのが成功のコツです!」

権利トラブルを防ぐ!フリーBGMの選び方と著作権フロー

市販のJ-POPやアニメソング、ゲームの原曲を無断でBGMとして配信で流すと、配信のアーカイブ削除やアカウントBAN(利用停止)のリスクがあります。

必ず商用利用・配信利用が許可されたロイヤリティフリー(フリーBGM)音源を使用しましょう。

【フロー図】BGM使用の著作権チェックチャート

flowchart TD
    A["使いたいBGMを決める"] --> B{"著作権フリー音源・配信許可楽曲か?"}
    B -->|いいえ| C["使用不可:著作権侵害のリスクあり"]
    B -->|はい| D{"利用規約でライブ配信が許可されているか?"}
    D -->|いいえ| E["サイト規約を再確認または作者へ問合せ"]
    D -->|はい| F{"クレジット表記が必要か?"}
    F -->|はい| G["概要欄等に作者名を記載して使用可能"]
    F -->|いいえ| H["使用可能:安心して配信で使用OK"]

    classDef start fill:#12233d,stroke:#4d9fff,stroke-width:2.5px,color:#ffffff
    classDef q fill:#1a1a24,stroke:#6ab4ff,stroke-width:2px,color:#e4e2df
    classDef ng fill:#3a1210,stroke:#f87171,stroke-width:2.5px,color:#fecaca
    classDef warn fill:#3a2a10,stroke:#fbbf24,stroke-width:2px,color:#fde68a
    classDef ok fill:#0e2a1a,stroke:#4ade80,stroke-width:2.5px,color:#bbf7d0

    class A start
    class B,D,F q
    class C ng
    class E warn
    class G,H ok

    linkStyle 0 stroke:#4d9fff,stroke-width:2px,color:#93c5fd
    linkStyle 1 stroke:#f87171,stroke-width:2px,color:#fca5a5
    linkStyle 2 stroke:#4ade80,stroke-width:2px,color:#86efac
    linkStyle 3 stroke:#fbbf24,stroke-width:2px,color:#fcd34d
    linkStyle 4 stroke:#4ade80,stroke-width:2px,color:#86efac
    linkStyle 5 stroke:#4ade80,stroke-width:2px,color:#86efac
    linkStyle 6 stroke:#4ade80,stroke-width:2px,color:#86efac
        

おすすめの定番フリーBGMサイト

DOVA-SYNDROME

配信界で最も使われているフリーBGMサイト。BGM約19,000曲・効果音約1,300点の豊富なラインナップ(2026年7月時点)。

※作曲者ごとの利用規約確認が必須

BGMer(ビージーエマー)

商用利用・加工・クレジット表記不要で配信に使いやすい高品質BGM素材サイト。

※雑談・ゲーム配信に最適

YouTube Audio Library

YouTube公式が提供する完全無料音源。収益化動画でも追加費用なしで利用可能。

※ライセンスは原則YouTube上のコンテンツ向け。他サービスでの配信に流用しない

まとめ:快適なBGM環境で配信クオリティをアップしよう!

スマホ配信でBGMを流す方法は、手軽な「アプリ機能」から本格的な「オーディオインターフェース接続」まで様々です。ご自身の配信スタイルに合わせて最適な接続方法を選び、BGMで配信の雰囲気を華やかに演出してみましょう!


配信定番ミキサー AG03MK2 をAmazonで探す

※本記事に掲載されている商品情報や配信アプリの仕様は執筆時点のものです。ご利用の際は各製品・サービスの最新規約をご確認ください。