Tonecraft Tokyo — VST3 / AU Plugin

SILENTIQ

ユーザーマニュアル — v1.7

製品版を購入する — BOOTH ↗

SILENTIQ は、AI ノイズ除去プラグイン(VST3 / AU)です。
宅録ボーカル・ポッドキャスト・ナレーション・歌声など、あらゆる音声トラックのノイズを CPU のみでリアルタイムに除去します。

v1.7 の変更点: 画面を新しくしました。左で MODE を選び、右のスペクトラム表示で処理前(灰色)と処理後(水色)を見比べられます。英語表示にも対応しました(OS の表示言語が日本語以外のときは、画面の文字が英語になります)。マウスを乗せた部品の説明が、画面上部に出るようになりました。

v1.6 の変更点: DAW のレイテンシー補正(PDC)で、処理後の音がわずかにずれる場合があった問題を修正しました。44.1kHz など 48kHz 以外のプロジェクトでも、BYPASS を切り替えたときも、タイミングがそろいます。

試用版(SILENTIQ Trial)について
試用版では、30 秒ごとに約 0.5 秒間、出力にホワイトノイズが混入します。
製品版では この制限はありません。製品版は BOOTH にてご購入いただけます。

1. クイックスタート

  1. ノイズ除去したいトラックに SILENTIQ を挿入します。
  2. 素材に合わせて MODE を選びます(話し声なら NARRATION、歌なら VOCAL)。
  3. 音声を再生します。
  4. 右上の BYPASS が消灯していることを確認します(点灯中は原音のままです)。
  5. STRENGTH を調整してノイズ除去量を設定します。
  6. 声が不自然になる場合は VOICE PROTECT を上げます。

2. 画面構成

説明バー(上部)

MODE(左)

スペクトラム表示エリア

ノブ(スペクトラム表示の下)

BYPASS(右上)

3. パラメータ詳細

MODE(モデル選択)

素材の種類に合わせてノイズ除去モデルを切り替えます。

モード用途特徴
NARRATION
(デフォルト)
話し声全般
ナレーション / ポッドキャスト / 実況 / 会議
話し声のノイズを強力に除去します。
VOCAL 歌声 歌声に適したモデル。伸ばした音・ビブラート・倍音を削りにくく、歌の自然さを保ったままノイズを抑えます。

STRENGTH(ノイズ除去量)

選択中モデルのノイズ抑制量を調整します。

VOICE PROTECT(声の保護)

声の成分を保護する強度を調整します。

BYPASS(バイパス)

4. 推奨設定

ナレーション・ポッドキャスト(標準)

MODE:          NARRATION
STRENGTH:      75%
VOICE PROTECT: 85%

ノイズが多い環境(エアコン・換気扇など)

MODE:          NARRATION
STRENGTH:      90%
VOICE PROTECT: 80%

ホワイトノイズ(サーッという一定のノイズ)

MODE:          NARRATION
STRENGTH:      20〜40%
VOICE PROTECT: 85%

軽いヒスノイズのみ

MODE:          NARRATION
STRENGTH:      50%
VOICE PROTECT: 90%

歌声(宅録ボーカル)

MODE:          VOCAL
STRENGTH:      75%
VOICE PROTECT: 85%

ノイズ除去は強くかけすぎると声が「こもる」「金属的になる」などの劣化が生じることがあります。
スペクトラム表示で処理前(灰色)と処理後(水色)の差を確認しながら、必要最低限の STRENGTH に留めるのがコツです。

5. レイテンシー

SILENTIQ は処理のために固定のレイテンシーを発生させます。
DAW のレイテンシー補正(PDC)に対応した DAW では自動的に補正されます。

MODEレイテンシー(サンプル)レイテンシー(時間 @48kHz)
NARRATION1920 samples約 40ms
VOCAL2880 samples約 60ms

MODE によってレイテンシーが変わります。切り替えると DAW の PDC(レイテンシー補正)が自動で追従します。48kHz 以外のサンプルレートでも、時間はほぼ同じで自動的に補正されます。

リアルタイムモニタリング(録音しながら自分の声を聴く用途)には、このレイテンシーが気になる場合があります。
その場合は録音後のポスト処理として使用することをお勧めします。

6. 動作環境

項目内容
OSWindows 10 / 11 x64
macOS 11 以降(Apple Silicon / Intel)
フォーマットWindows: VST3 / Mac: VST3・AU
対応 DAWVST3 / AU 対応 DAW(Cubase, Studio One, Ableton Live, Reaper, Logic Pro 等)
対応サンプルレート44.1kHz / 48kHz(その他のサンプルレートは内部リサンプリング)
CPUWindows: x86_64 / Mac: Apple Silicon・Intel(GPU 不要)
チャンネルステレオ / モノラル

7. インストール・アンインストール

インストール(Windows)

  1. ZIP を解凍します。
  2. SILENTIQ.vst3 フォルダを以下にコピーします。
    C:\Program Files\Common Files\VST3\
  3. DAW で VST3 プラグインを再スキャンします。

インストール(Mac)

  1. ZIP を解凍します。
  2. SILENTIQ.vst3 と SILENTIQ.component を以下にそれぞれコピーします(~ はホームフォルダです。Finder の「移動」→「フォルダへ移動」にパスを貼り付けると開けます。フォルダが無ければ作成してください)。
    SILENTIQ.vst3      → ~/Library/Audio/Plug-Ins/VST3/
    SILENTIQ.component → ~/Library/Audio/Plug-Ins/Components/
  3. ターミナル(アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル)を開き、次の 3 行を 1 行ずつ貼り付けて Return を押します。
    cd ~/Library/Audio/Plug-Ins
    xattr -dr com.apple.quarantine "VST3/SILENTIQ.vst3"
    xattr -dr com.apple.quarantine "Components/SILENTIQ.component"
    何も表示されなければ成功です。試用版のときは SILENTIQ を SILENTIQ Trial に読み替えてください。
  4. DAW でプラグインを再スキャンします(Logic Pro で AU が一覧に出てこないときは Mac を再起動してください)。

手順 3 を実行しないと、macOS が「壊れているため開けません」「開発元を検証できません」と表示し、DAW がプラグインを読み込みません。このコマンドは、ダウンロードしたファイルに macOS が付ける印を外すだけのものです。アップデートで入れ直したときも再実行してください。

アンインストール

Windows は以下のフォルダを削除します。

C:\Program Files\Common Files\VST3\SILENTIQ.vst3

Mac はコピーした SILENTIQ.vst3 と SILENTIQ.component を削除します。

試用版からのアップグレード

  1. 試用版を削除します。
    Windows: C:\Program Files\Common Files\VST3\SILENTIQ Trial.vst3
    Mac:     ~/Library/Audio/Plug-Ins/VST3/SILENTIQ Trial.vst3
             ~/Library/Audio/Plug-Ins/Components/SILENTIQ Trial.component
  2. 製品版をインストールします(上記手順)。
  3. DAW でプラグインを再スキャンします。
  4. DAW のプロジェクト内で SILENTIQ Trial を SILENTIQ に差し替えます。

8. トラブルシューティング

9. 注意事項

10. 免責事項