Tonecraft Tokyo — VST3 / AU Plugin

LOCUS DELAY

ユーザーマニュアル — v1.2.0

公式サイト ↗

LOCUS DELAY は、エコーがヘッドホン空間の中を動くステレオ空間ディレイです。ヘッドホンでのご使用を推奨します。

1. 概要

LOCUS DELAY は、XY パッドや自動軌跡移動(LOCUS MOVE)によって、エコーの位置や動きを直感的に操ることができるステレオ空間ディレイです。ヘッドホン空間の中で音が生き生きと動き回る立体的な音響体験を提供します。

無料版と Pro 版の違い

LOCUS DELAY には、無料版と上位版の「LOCUS DELAY Pro」があります。主な違いは以下の通りです。

機能無料版Pro
XY パッド・TIME・SYNC・DELAY TYPE(DUAL/TAPE/MULTI)・OUTPUT○○
LOCUS MOVEOFF と CIRCLE+ RAND / SQUARE / EIGHT / DRAW(手描き軌跡)
LOCUS MODULATION(LFO・サイドチェーン)−○
TONE(LOW CUT / HIGH CUT)−○
DUCK−○
DIFFUSE / FREEZE−○
STATUS 表示(DUCK メーター / FREEZE ランプ)−(表示が動かない)○
ファクトリープリセット20100
ユーザープリセットの保存−(書き出したプリセットの読み込みはできる)○

※無料版の画面上にも Pro 版の部品が鍵付き(PRO 印)で表示されます。無料版で Pro 版の設定を含むプリセットやセッションを開いた場合、RAND / SQUARE / EIGHT / DRAW は CIRCLE で動作し、変調は無しで鳴ります(画面上もそのように表示されます)。また、画面右下の STATUS 表示も無料版では動作しません(Pro 版のみ)。

2. 動作環境

項目内容
対応 OSWindows 10 / 11 (64bit)、macOS 11 以降(Apple Silicon / Intel)
プラグイン形式Windows: VST3 / Mac: VST3・AU
対応ホストVST3 または AU 対応の DAW
入出力ステレオ(外部サイドチェーン入力あり)
画面サイズ1400 × 780 px(固定)
サンプルレートホスト(DAW)に依存
推奨環境ヘッドホン推奨(立体的な空間移動効果を体験いただくため)

3. インストール

インストール(Windows)

  1. ダウンロードした ZIP ファイルを解凍します。
  2. LOCUS DELAY.vst3 フォルダを次の場所へコピーします:
    C:\Program Files\Common Files\VST3\
  3. DAW を起動し、プラグインの再スキャンを実行します(DAW を起動したままコピーすると反映されないことがあります)。

Windows での警告について:
コード署名をしていないため、初回起動時やダウンロード時に Windows の SmartScreen による警告が表示されることがあります。「詳細情報」をクリックしてから「実行」を選択して進めてください。

インストール(Mac)

  1. ダウンロードした ZIP ファイルを解凍します。
  2. LOCUS DELAY.vst3 を ~/Library/Audio/Plug-Ins/VST3/ へ、LOCUS DELAY.component を ~/Library/Audio/Plug-Ins/Components/ へコピーします(~ はホームフォルダです。Finder の「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選び、パスを貼り付けると開けます。フォルダが存在しない場合は新規作成してください)。
  3. ターミナル(アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル)を開き、次の 3 行を 1 行ずつ貼り付けて Return キーを押します。
    cd ~/Library/Audio/Plug-Ins
    xattr -dr com.apple.quarantine "VST3/LOCUS DELAY.vst3"
    xattr -dr com.apple.quarantine "Components/LOCUS DELAY.component"
  4. DAW を起動し、プラグインの再スキャンを実行します(Logic Pro などで AU が一覧に出てこないときは Mac を再起動してください)。

Mac でのセキュリティ警告について:
本プラグインは公証を受けていないため、ターミナルでの上記コマンドを実行しないと macOS が「壊れているため開けません」「開発元を検証できません」と表示し、DAW がプラグインを読み込みません。このコマンドはダウンロードしたファイルに macOS が付与する隔離属性(印)を外すものです。アップデートでプラグインを入れ直した際にも再実行が必要です。何も表示されずに次の行に進めば成功です。

アンインストール

【Windows】コピーした LOCUS DELAY.vst3 フォルダを削除してください。ユーザープリセットも削除する場合は %APPDATA%\Tonecraft\LOCUS DELAY\Presets\ も削除します。
【Mac】コピーした LOCUS DELAY.vst3 および LOCUS DELAY.component を削除してください。ユーザープリセットも削除する場合は ~/Library/Tonecraft/LOCUS DELAY/Presets/ も削除します。

無料版と Pro 版の共存について:
無料版と Pro 版は別のプラグインとして並べてインストールして使用できます。

4. 画面の見かた

ヘッダー帯(上段)

InfoBar(上部帯)

XY パッド(左側)

LOCUS MOVE パネル

TIME パネル

DELAY TYPE パネル

OUTPUT パネル

STATUS 表示(右下)

※無料版では、LOCUS MODULATION、TONE(LOW CUT / HIGH CUT フィルター)、DUCK、SPACE の各セクションに「PRO」の鍵印が表示され、操作は無効化されています。画面右下の STATUS 表示も動きません。これらの拡張機能は上位版 LOCUS DELAY Pro でご利用いただけます。

5. 各つまみ・ボタン

6. プリセット

LOCUS DELAY には、20 種類のファクトリープリセットが内蔵されています。20 種類のうち 12 種類は LOCUS MOVE の CIRCLE でエコーが回り、手軽に立体的な空間の動きを体験できます。残りは、エコーが止まっていたほうが良く聞こえる音向けです。

ヘッダー右側のプリセットバーの中央をクリックすると一覧が表示され、クリックしたプリセットが即座に読み込まれます。「<」「>」ボタンで前後のプリセットに順番に切り替えることも可能です。

プリセットバーのメニューから「読み込み(Import)」を選ぶと、書き出されたプリセットファイル(拡張子 .ldelay)を読み込むことができます。Pro 版の設定を含むプリセットは無料版の範囲で鳴り、プリセット名の横に PRO 印が表示されます。

ユーザープリセットの保存について:
無料版ではプリセットの新規保存(SAVE)、削除(DEL)、書き出し(Export)は Pro 版の機能となっており無効化されています(Pro 版では TONE・DUCK・DIFFUSE・FREEZE・DRAW の軌跡などの Pro の設定も保存されます)。プラグイン設定の保持やパラメータのオートメーションは、DAW のセッション(プロジェクトファイル)経由で行ってください。なお、v1.1.0 で保存したユーザープリセットは読み込めません。

7. v1.1.0 からの変更

2026-11-04 V1.2.0 Pro 版を追加、画面を一新

8. 注意事項

9. 免責事項

10. ライセンス表記