VARIANZ DRIFT は、8 チャンネルのドラムシンセにステップシーケンサーを載せた VST3 プラグインです。サンプルを再生するのではなく、1 打ごとに音を作り直します。同じ音が二度鳴らない。しかし何度でも同じように再現する。これが本機の考え方です。EDM / テクノを想定しています。
VARIANZ DRIFT を立ち上げます。KIT から音色を選びます。35 種類がカテゴリ別に並んでいます。PATTERN からリズムを選びます。104 種類あり、KIT とは独立しているので好きな組み合わせで鳴らせます。Space キー、またはフッターの再生ボタンで鳴らします。FLUX を上げると、1 打ごとの揺らぎが深くなります。まずはここを動かしてみてください。FILE > SAVE... で保存します。KIT と PATTERN は別々のリストです。音色を替えてもパターンは変わらず、パターンを替えても音色は変わりません。35 × 104 の組み合わせから始められます。
FILE(保存・読み込み)、KIT、PATTERN のセレクターが並びます。< > ボタンでリストを 1 つずつ送れます。COPY / PASTE で枠の間を移せます。VOICE は音源のプリセットです。選ぶと BODY(芯)と NOISE(ざらつき)の組み合わせが切り替わります。手で組み合わせを変えると表示は CUSTOM になります。WEAR は鳴らし続けたときに音がくたびれていく量です。帯の上端を走るバーが、くたびれ切るまでの進み具合を示します。ALL CH は、8 チャンネルまとめて音程・明るさ・長さ・歪み・音量・混ぜ具合・揺らぎを振ります。0 のときはキットのままです。音源の基音です。ノイズ側のフィルタ中心も一緒に動きます。
音の長さです。短いほど詰まった打点になります。
全体の明るさです。芯とざらつきの両方をまとめて動かします。
打点直後のピッチの落ち込み量です。大きいほど「ドゥン」と鳴ります。キックの性格はここでほぼ決まります。
芯とざらつきの混ぜ具合です。左端で芯だけ、右端でざらつきだけになります。スネアは右寄りにしないとタムに聞こえます。
混ぜたあとの歪み量です。頭を潰さずに尾を持ち上げる効き方をします。
音の芯とざらつきを作るレイヤーを選びます。芯は SINE / FM / RESO / RING、ざらつきは OFF / WHITE / METAL / BURST です。
B EXTRA / N EXTRA)。選んだレイヤーで役割が変わりますので、レイヤーを替えたらこの 2 本も設定し直してください。そのチャンネルの揺らぎの深さです。1 発ごとに音程・長さ・明るさ・鳴る位置が変わります。
60WEAR は鳴らし続けたときに音がくたびれていく量、SPAN はくたびれ切るまでの小節数です。止めれば戻ります。
ループごとの揺らぎの扱いを決めます。
LOCKED … 毎ループ同じ。何度回しても同じ演奏になります。EVOLVE … ループごとに少しずつ変化します。FREE … 毎回引き直します。揺らぎの「引き」を選び直します。同じ数字なら同じ揺れ方に戻ります。気に入った揺れ方に当たったら、この数字を控えておけば再現できます。
そのチャンネルが鳴ったときに止める相手を指定します。オープンハットをクローズドハットで切る、といった使い方をします。
出力先です。MAIN / 個別アウト / 両方から選びます。個別アウトに送ったチャンネルは PAN が固定になります(送り先で振るためです)。
REPEAT: LOCKED
SEED: 控えた数字
WEAR: 0
この 3 つで、ループを何周させてもまったく同じ演奏になります。書き出し時はこちらを推奨します。
REPEAT: EVOLVE
FLUX: 40〜70
WEAR: 20〜35
SPAN: 16〜32
MIX: 70 以上
N EXTRA2: 高め(WHITE 選択時)
揺らぎを深くしても演奏が破綻しないのは、REPEAT と SEED で「同じ引き」に戻せるからです。まず FREE で気に入った鳴りを探し、当たったら SEED を控えて LOCKED に固定する、という順番が使いやすいはずです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | Windows 10 / 11 x64 |
| 形式 | VST3(64bit) |
| ホスト | VST3 対応 DAW |
| レイテンシー | 0 サンプル(申告レイテンシーなし) |
| 出力 | MIX(ステレオ)+ チャンネル個別アウト 8 系統(既定は無効) |
| ウィンドウ | 1100 × 864(固定) |
VARIANZ DRIFT.vst3 フォルダごと C:\Program Files\Common Files\VST3\ にコピーします。コピーした VARIANZ DRIFT.vst3 フォルダを削除してください。保存したプリセットは %APPDATA%\VarianzDrift\Presets\ に残るので、不要であれば併せて削除してください。
C:\Program Files\Common Files\VST3\ か確認し、DAW 側で再スキャンしてください。Space)で内蔵シーケンサーが動いているか確認してください。外部 MIDI で鳴らす場合は SEQ を EXT にします。OUT を OUT か BOTH にしてください。OUT が個別アウトのときは仕様で固定されます。送り先の DAW トラックで振ってください。REPEAT を LOCKED にしてください。FREE は毎回引き直す設定です。