SCOPE は、ステレオ(およびモノラル)信号をリアルタイムで可視化するモニタリング用プラグインです。波形表示、RMS / PEAK 表示、Lissajous 表示、Peak Hold、ピークメーター、Loudness 表示を使って、音量・ダイナミクス・ステレオバランスを確認できます。音を加工しない計測専用のプラグインで、入力はそのまま出力されます。
SCOPE を挿入します。WAVE / RMS / PEAK / LISSA)を選びます。Window / Zoom / Floor / Ceiling を調整します。CLIP ランプを見ます。点いたままになるので、席を外していても見逃しません。WAVE / RMS / PEAK / LISSA — 表示モードを切り替えます。Peak Hold — 中央波形上の Peak Hold ライン表示の ON/OFF。Hold Time — Peak Hold の保持時間(0.5s ~ 5.0s)。Peak Hold ON のときのみ操作できます。CLIP — フルスケール(0 dBFS)をわずかに超えたピークを検出すると点灯し、そのまま点きっぱなしになります。CLIP ボタンを押すか RESET で消灯します。FREEZE — 中央の波形表示だけ更新を一時停止します(右メーターや数値・Loudness は更新され続けます)。RESET — Peak Hold の保持値と CLIP インジケーターを同時にリセットします。Window(0.5s ~ 30.0s)/ Zoom(0.1x ~ 4.0x)Floor(-120 dB ~ -20 dB)/ Ceiling(0 dB ~ +12 dB)Headroom スライダー(-24 dB ~ 0 dB)Grid / Fill / Stereo Link(Peak Hold と Hold Time は上部エリアにあります)Attack(1 ms ~ 500 ms)/ Release(50 ms ~ 1000 ms)VU 0 参照ライン(黄色破線)と dBFS グリッドを表示します。Peak Hold ON 時は L / R の保持ラインを表示します。L / R 表示(Peak Hold ON 時は色見本も表示)。Floor / Ceiling は波形の縦軸だけに効き、メーターの尺は変わりません。WAVE — 時間軸の波形をそのまま表示します。トランジェントの形やエンベロープを確認でき、グリッドの 0 dBFS ラインがクリップの目安になります。クリップ確認は WAVE モードが最も確実です。RMS — Attack / Release で平滑化したレベルを表示します。体感的な音量感の変動を見るのに向き、VU メーター的に使えます。時間平均なので瞬間的なクリップは 0 dBFS 付近に現れません。このモードでのクリップ確認は CLIP ランプを参照してください。PEAK — 立ち上がりはピークに即追従し、減衰側にだけ Release が効きます(Attack は RMS モード用です)。LISSA — Lissajous(ステレオ位相)表示です。縦長に近いほどモノラルに近く、横に広がるほど広いステレオ感を表します。L/R の位相関係の確認に使います。どちらも時間軸(横方向)に効きます。Window で表示する時間幅を決め、Zoom を上げるとその範囲をさらに詰めて表示します。
Window = 3.0s / Zoom = 1.0xZoom は縦方向の拡大率ではありません。縦軸は Floor / Ceiling で決まります。L / R を同じ基準で表示します。効く範囲がモードによって変わります。
RMS と PEAK のときだけです。WAVE と LISSA ではリンクしません(これらは左右の差そのものを見るための表示なので、揃えると意味がなくなります)。Peak Hold ON で L/R の保持ラインを表示します。Hold Time で保持時間を調整できます(0.5s ~ 5.0s)。RESET で保持値をクリアします(CLIP インジケーターも同時にリセットされます)。Peak Hold OFF 時はラインが非表示になります。右メーターおよび数値ラベルは、レベルに応じて色が変化します。
| レベル | 色 |
|---|---|
>= 0 dBFS | 赤 |
>= -6 dBFS | オレンジ |
>= -12 dBFS | 黄 |
< -12 dBFS | チャンネル基本色(L: 青緑 / R: 水色) |
| パラメータ ID | 内容 |
|---|---|
display_mode | 表示モード |
window_sec | ウィンドウ幅 |
zoom | ズーム |
floor_db | フロア |
ceil_db | シーリング |
headroom_db | ヘッドルーム |
show_grid | グリッド表示 |
show_fill | 塗りつぶし表示 |
show_peak_hold | Peak Hold 表示 |
stereo_link | ステレオリンク |
attack_ms | アタック |
release_ms | リリース |
hold_time_sec | Peak Hold 保持時間 |
Mode: RMS
Floor: -60 dB
Ceiling: +6 dB
Headroom: -18 dB
Grid: ON
VU メーターの標準規格(ANSI / IEC)では、Attack と Release はどちらも 300 ms の積分特性です。一般的な VU プラグインに近い動きにしたい場合は、以下の設定が参考になります。
Mode: RMS
Attack: 300 ms(デフォルト)
Release: 300 ms(デフォルト)
Headroom: -18 dB(EBU 放送標準)または -20 dB(SMPTE 北米標準)
Grid: ON
Attack / Release は自由に変更できます。速くすると瞬時の反応が、遅くすると平均的な音量感が見やすくなります。
CLIP ランプは 0 dBFS をわずかに超えたピークで点灯します(VU 0 やヘッドルームラインを超えただけでは点灯しません)。
Grid を ON にすると読み取りやすくなります。Fill を OFF にします。Stereo Link を ON にします。WAVE モードで作業し、CLIP ランプを補助的に使います。| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | Windows 10 / 11 x64 |
| 形式 | VST3(64bit) |
| 対応 DAW | VST3 に対応した DAW |
| 入出力 | モノ / ステレオ |
| サンプルレート | 44.1 kHz ~ 192 kHz |
| ウィンドウ | 800 × 480(固定) |
| レイテンシー | なし(信号を加工せずそのまま通します) |
SCOPE.vst3 フォルダを C:\Program Files\Common Files\VST3\ へコピーします。コピーした SCOPE.vst3 フォルダを削除してください。
FREEZE が ON になっていないか確認してください(中央の波形だけが止まります)。Peak Hold を ON にしてください。CLIP ボタンをクリックするか、RESET ボタンを押してください。C:\Program Files\Common Files\VST3\ になっているか、DAW の再スキャンを行ったかを確認してください。