Tonecraft Tokyo — VST3 Plugin

ACIDQUENCH

ユーザーマニュアル — v1.0.0

配布ページ — Tonecraft Tokyo ↗

ACIDQUENCH は、外部の音に強いフィルターを掛け、16 ステップでカットオフを描けるエフェクトです。

1. クイックスタート

  1. DAW のトラックに挿す
  2. 再生する
  3. 画面下の大きなレーンをドラッグしてカットオフの形を描く
  4. DEPTH で効き具合を決める

2. 画面構成

ヘッダー

  • 製品ロゴとプリセットの選択を行います。

情報バー

  • 現在触っているノブの詳しい説明や値が表示されます。

入力

  • IN・FOLLOW・SENS を操作し、入力される音の大きさや感度を調整します。

フィルターと歪み

  • CUTOFF などのノブを操作し、音色と歪み具合を整えます。

ステップレーン

  • 上下にドラッグして各ステップの値を描きます。横に引くと続けて描けます。
  • 中央より上(オレンジ)はカットオフが上がる、下(青)は下がります。
  • ダブルクリックか右クリックでそのステップを 0 に戻せます。
  • 下段の細い列をクリックするとアクセント(そのステップだけ強く出る)。ドラッグで連続して塗れます。
  • 再生中は今鳴っているステップが光ります。
  • LENGTH を縮めると、鳴らない範囲のステップが暗くなります。

3. パラメータ詳細

IN

プラグインへ入ってくる音量を調整します。

  • デフォルト: 0.0

CUTOFF

フィルターの基準となる明るさを決めます。

  • デフォルト: 1000.0

RESO

フィルターのクセの強さを調整します。

  • デフォルト: 0.5

MODE

フィルターの種類を切り替えます。

  • デフォルト: LP24

DRIVE

フィルターに送る音を歪ませて太さを出します。

  • デフォルト: 0.2

ENV MOD

エンベロープ(音の輪郭)によるカットオフの変化量を調整します。

  • デフォルト: 0.5

DECAY

エンベロープが減衰していく長さを決めます。

  • デフォルト: 250.0

ACCENT

アクセントがオンになったステップでの、カットオフの開き具合と音量の上がり具合を調整します。

  • デフォルト: 0.4

FOLLOW

入力される音量に合わせてフィルターを動かすかどうかを切り替えます。

  • デフォルト: オフ

SENS

FOLLOW がオンの時の、入力音に対する感度を調整します。

  • デフォルト: 0.5

SEQ

ステップレーンによるカットオフの動きを有効にするかどうかを切り替えます。

  • デフォルト: オン

RATE

ステップレーンが進む速さを DAW のテンポに合わせて切り替えます。

  • デフォルト: 1/16

LENGTH

ステップレーンの長さを設定します。

  • デフォルト: 16.0

DEPTH

ステップレーンの形がカットオフに与える影響の強さを決めます。

  • デフォルト: 0.5

SWING

ステップのタイミングを遅らせて、跳ねたようなリズムを作ります。

  • デフォルト: 0.0

LFO RATE

LFO の揺れる速さを調整します。

  • デフォルト: 1.0

LFO AMT

LFO がカットオフを揺らす強さを調整します。

  • デフォルト: 0.0

DIST

出力前の歪みの種類を切り替えます。

  • デフォルト: OFF

AMOUNT

DIST で選んだ歪みの強さを調整します。

  • デフォルト: 0.0

TILT

音の全体の明るさを調整します。右に回すと明るく、左に回すと暗くなります。

  • デフォルト: 0.0

MIX

原音とエフェクト音のバランスを調整します。いちばん左に絞ると、原音がそのまま返ります。

  • デフォルト: 1.0

OUT

最終的な出力音量を調整します。

  • デフォルト: 0.0

BYPASS

オンにすると、入ってきた音をそのまま返します。IN / OUT / MIX をどこに置いていても素通しになり、切り替えのノイズも出ません。

  • デフォルト: オフ
  • INPUT パネルの下にスイッチがあります。DAW のプラグイン画面にあるバイパスボタンも同じものを操作するので、どちらから切り替えても表示は一致します。オートメーションを書くこともできます。

4. 推奨設定

本製品には 50 種類のプリセットが入っています。画面上部のプリセットバーの左右の矢印で順に切り替えられるほか、名前の部分をクリックすると一覧から選べます。ここではそのうち 3 つを紹介します。

Acid Staircase

CUTOFF: 300.0, RESO: 0.72, DRIVE: 0.35, ENV MOD: 0.35, DECAY: 180.0, ACCENT: 0.6, DEPTH: 0.8

Quench Pulse

CUTOFF: 800.0, RESO: 0.55, DRIVE: 0.25, ENV MOD: 0.25, DECAY: 120.0, DEPTH: 0.9

Half Wet

MIX: 0.5, CUTOFF: 400.0, RESO: 0.7, DRIVE: 0.3, DEPTH: 0.7, DIST: DRIVE, AMOUNT: 0.25

プリセットを切り替えると、パラメータとともにステップレーンのパターンも変わります。様々なパターンを試して、インスピレーションを膨らませてみてください。

5. 動作環境

項目 内容
OS Windows 10 / 11 (64bit)
形式 VST3
対応 DAW VST3 対応の DAW
出力 ステレオ / モノ
サンプルレート 44.1 kHz 〜 192 kHz
ウィンドウ 1100 × 580 px 固定
レイテンシー あり (DAW へ自動報告されるので録音位置はずれません)

6. インストール・アンインストール

インストール

  1. ZIP を解凍します。
  2. ACIDQUENCH.vst3 フォルダを次の場所へコピーします。
    C:\Program Files\Common Files\VST3\
  3. DAW を起動し、プラグインの再スキャンを実行してください。

アンインストール

コピーした ACIDQUENCH.vst3 フォルダを削除してください。
ユーザープリセットも削除する場合は、%APPDATA%\Tonecraft Tokyo\ACIDQUENCH\ も削除してください。

7. トラブルシューティング

  • 挿しても何も起きない
    • DEPTH と SEQ の設定を確認してください。SEQ がオフになっているか、DEPTH が 0 になっているとステップレーンの動きが反映されません。
  • レーンを描いても変化が小さい
    • CUTOFF の位置と DEPTH の強さを調整してください。
  • プラグインが出てこない
    • DAW のプラグインマネージャーから、VST3 プラグインの再スキャンをお試しください。
  • 初回起動時に SmartScreen の警告が出る
    • 「詳細情報」をクリックしてから「実行」を選択して進めてください。

8. 注意事項

  • 本製品はサポートなし・現状渡しの無料配布(フリーウェア)です。
  • ソースコードは非公開です。
  • 本製品の著作権は Tonecraft Tokyo に帰属します。
  • 本製品の改変・リバースエンジニアリング・再配布・転売を禁止します(配布は Tonecraft Tokyo 公式サイトからお願いします)。
  • 商用・非商用を問わず無料でご利用いただけます。
  • 本製品は JUCE を使用しています。

9. 免責事項

  • 本製品は現状有姿(AS IS)で提供されます。明示・黙示を問わず、商品性、特定目的への適合性、第三者の権利を侵害しないことを含め、いかなる保証も行いません。
  • 本製品の使用または使用不能によって生じたいかなる損害(プロジェクトファイルやオーディオデータの消失・破損、機材の不具合、作業時間の損失、逸失利益などを含み、これらに限りません)についても、Tonecraft Tokyo は一切の責任を負いません。
  • すべての DAW・OS・ハードウェアの組み合わせでの動作は保証しません。
  • 本製品は予告なく仕様変更・提供終了する場合があります。
  • ご利用は自己責任でお願いします。重要な作業の前にはプロジェクトのバックアップを取ってください。